保有設備
実験設備
- ロープ式十字形二軸引張試験装置(研究室自作)
最大負荷荷重10kNの二軸引張試験装置.通常の引張試験機に組込んでロープを駆動力伝達に使って試験を行う.荷重比一定試験が可能.写真は□410mmサイズの二号機.(興味のある試験機器メーカは瀧澤までお問い合わせください)
- オートグラフAG-100kNG(島津製作所)
標準的材料試験機.通常のAG-100kNよりもデイライトが高いストレッチ仕様.また,滑車を使ってクロスヘッドの変位の1/2で動く機構が付属している.現状では,PCの測定ソフトや専用のロードセルが機能しないため,別途購入した変位計やロードセルをつけて実験している.本研究室の主力.
- 引張圧縮試験機 SDT-503NB-R3(今田製作所)
着任時に導入したシングルコラム式の小型引張圧縮試験機.最大荷重は5kNと小さいが,プログラム運転可能であり,荷重制御での負荷・除荷試験が可能.薄板の単軸引張試験や多孔質材や樹脂・ゴムなどの軟質材などの試験を中心に卒研で頻繁に利用している.
- サーボパルサー EHF-FB10kN-10LA/Controller4826(島津製作所)
油圧式の疲労試験機(最大荷重10kN).コントローラがやや古いが,正常に動作することは確認済み.
- 油圧プレス KPA-30-H20/E30H20/TWAD-1.3(大阪ジャッキ)
最大300kNまで負荷可能な手動式油圧プレス.引張試験片の打抜き,ビード加工,平面ひずみ圧縮試験など汎用的に利用.
- 試験片打抜きプレス(本間製作所)
JIS13B号の引張試験片を打抜くためのプレス.せん断時に加工硬化が発生するため,薄板のみ適用可能.
- 平面ひずみ引張試験用グリップ(研究室自作)
幅最大150mmまで把持可能な平面ひずみ引張試験用のグリップ.大型の単軸引張片試験を用いた二段階引張実験でも利用.
- 純曲げ試験機(研究室自作)
四点曲げにより板材の純曲げを行う試験機.5kN試験機で扇形治具に掛けたワイヤーを引張り,張力から曲げモーメントを換算する.農工大の桑原先生の実験機を参考にさせていただいた.
- 液圧バルジ試験機(研究室自作)
等二軸応力場を発生させて,材料の降伏応力や延性を評価するための試験機.頂点部の曲率は,曲率を等二軸と仮定して4点式(固定3点+変位計1点)の曲率計で測定.なお,設計製作においては,桑原先生(農工大),吉田先生(静岡大)および西脇先生(大同大)・村田様(名工研)にご協力を頂いた.
- 張力下繰返し曲げ試験機(研究室自作)
帯板に張力を発生させつつ繰返し曲げ変形を与えることで,極端に延性が向上することを確認するための試験機.重錘により張力を負荷させて,2ロール式の曲げ曲げ戻し治具を往復させる.現在,張力や曲げ曲率が延性に与える影響を調査している.
- 深絞り用ダイセット(研究室自作)
バネによってシワ押さえ力を与える簡易式の深絞り試験機.100kNオートグラフ内に設置して試験を行う.下部からCCDカメラにて素材の動きを観察可能.
- 成形限界図測定機(研究室自作)
Marciniak式FLD作図用試験機.100kNオートグラフ内に設置して試験を行う.上部からCCDカメラにて割れの様子を撮影し,DICで解析する.(なかなか思った通りに割れないため,改造が必要)
- 伸び幅同時測定機(研究室自作)
Lankfordのr値を連続的に測定するための変位計.東京測器研究所のパイ型変位計を利用して自作.低ひずみ域での測定精度にまだ課題あり.
- 和弓の引き力測定機(研究室自作)
弓道での「引分け」における弓の引き力と引き量の関係を測定するための試験機.
- 梁の曲げ試験機(研究室自作)
梁の大たわみ問題の実験のために製作した簡易試験機.卒研で製作した試作機を8台量産して2019年度から「機械工学実験2」で利用.
- 飲料容器の傾斜圧縮試験機(研究室自作)
高比重の内容物を入れて傾斜させることで,公転中の遠心力と重力を再現し,この環境下で圧縮実験を行う試験機.(別の用途の試験機に改造)
- 引張り・ねじり複合負荷試験機(研究室自作)
Taylor & Quinneyの古典的な試験機を参考に,梃子によりねじりを,スクリュージャッキで軸力をそれぞれ負荷する試験機を自作.負荷荷重が低いため薄肉円管に限定されるが,基礎的な実験テーマとして卒研で利用.
- 粒子圧密実験用金型(研究室自作)
軟質金属粒子の一軸圧縮実験用の金型.圧下力と側方拘束力を同時に測定する.最大測定荷重は200kN.
解析設備
- ワークステーションHPC3000-XS108TS(HPCシステムズ社):eiger1
2013年10月に導入した4Core搭載のLinuxワークステーション.机の下に設置してあるため,時々誤って蹴っ飛ばされている.
以下のソフトを導入済み.
- Marc (MSC Software)
- DEFORM-2D/3D (SFTC)
- Intel Fortran
- Absoft Fortran
- ワークステーションHPC2000-KBL104TS(HPCシステムズ社):eiger2
解析用ワークステーションの二代目.CentOS7.5を導入.MARC,DEFORMを利用.