機械工学科4年(石川研究室)大崎颯成さんが、令和4年度 建設施工と建設機械シンポジウムにおいて「論文賞」を受賞【Topics 2022/12/09】

11月29日、30日に開催された「令和4年度 建設施工と建設機械シンポジウム」において、機械工学科4年(石川研究室)大崎颯成さん(筆頭著者)が論文賞を受賞しました。

受賞した研究は、大林組、大本組からの受託研究で、「ニューマチックケーソン工法における自動掘削システムの開発 天井走行式掘削機の自動化および排土バケツ自動認識」です。

ニューマチックケーソン工法とは、潜函工法とも呼ばれ、防波堤や橋梁の橋脚など水中構造物や地下構造物を構築する際に用いられる函を沈設する工事のことです。水や泥の流入を防ぐために、圧縮空気を送り込んで高圧にした中で掘削作業をするもので、作業員に大きな負担がかかるため、自動化が求められています。

本論文はケーソン下部に設置された掘削機をAIや制御技術を用いて自動化する手法を開発し、実験により有効性を示したものです。

審査委員会の査読の結果、実施工に関する論文が多い中、アカデミックなアプローチにより、ケーソン工法の自動掘削システムを理論的な検証に基づいてシステム開発を行っている点が高く評価されました。

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