実践機械プログラムの概要

実践機械工学プログラムは、日本工業大学機械工学科に設置された技術者教育プログラムである。本プログラムでは、製造業の設計・生産部門等において、卒業生がプロジェクトリーダーとして活躍する事を想定した技術者教育を行っている。2011年より日本技術者教育認定機構の認定を受けている。

 

学習・教育到達目標:
育成しようとする技術者像にあわせて、本プログラムでは下記の5項目を定めている。
  • 広い視野で技術のあり方を考えられる。
  • 科学と技術の基礎知識を習得している。
  • 技術を実践できる能力を備えている。
  • 技術遂行の姿勢に優れている。
  • 技術分野において他者と交流できる。

 


カリキュラム:
下記の科目群で構成される。
  • 物理、数学、英語などの工学を学ぶ基盤としての科目
  • 機械材料、材料力学、機械力学などの、物体の強度や運動の基本となる科目
  • 加工や品質などの、生産工学に関連する科目
  • 流体力学、熱力学、環境とエネルギーなどの、流体、エネルギー、環境に関連する科目
  • 電気電子、ソフトウエア、計測制御などの、機械工学の発展の基礎となる科目
  • デザインや知的財産などの、社会と工業に関連する科目
  • 設計製図、機械工作、各種実験などの、技術を実践する上で必要となる科目
  • 技術者としての総合力を身につける演習、ゼミ、卒業研究などの科目

 


選抜:
2年次秋学期の終了時に選抜される。プログラムを修了するには、機械工学科の卒業要件を満たすことに加えて、プログラム指定科目の単位取得等が必要である。

 


運営組織:
機械工学科内の教育改善委員会が企画立案を行い、学科教室会議が議決および運営を行う。教育評価委員会が教育内容及び学科運営の評価を行う。これらの組織によりプログラムの改善が継続的に行われる。

 


学内施設・センター:
本プログラムを実施および支援する学内組織として、機械工学科の他、機械実工学教育センター(機械工作室、製図室、CAD/CAM/CAE演習室)、工業技術博物館、学修支援センター、LC (Library and Communication) センター、英語学習サポートセンターなどがある。

 


本プログラムの設置の位置付け:
本プログラムは、日本工業大学機械工学科に設置された技術者教育プログラムである。