機械システム工学専攻の李牧之さんが 砥粒加工学会「2022年度砥粒加工学会優秀講演賞」を受賞【Topics 2023/02/20】
機械システム工学専攻博士後期課程1年の李牧之さん(二ノ宮進一研究室所属)が、砥粒加工学会「2022年度砥粒加工学会優秀講演賞」を受賞しました。
2022年8月に開催された砥粒加工学会学術講演会(神奈川大学みなとみらいキャンパス)において対面で講演発表した研究が、厳正な審査の結果、優秀と認められました。
受賞研究名は「使用済み水溶性油剤のウルトラファインバブル循環による臭気抑制効果」です。
連名者:李牧之、二ノ宮進一(日本工業大学)、野村哲雄(ナノデバイス)、岩井学(富山県立大学)
機械加工や熱処理および部品洗浄など、生産工程で多量に用いられる水溶性油剤や処理水は、夏季になると腐敗し易く、悪臭を発生させることが問題となっています。本研究では、使用済み水溶性油剤(ダーティー液)に微細気泡を循環させ、ニオイセンサ及び官能試験によって腐敗臭を評価しました。また、塗装や洗浄廃液等で臭気が問題となる有機溶剤臭についても、微細気泡を通過させた消臭効果を確認しました。
受賞に際し李さんは「昨年から(株)SUBARU様との共同研究を実施してきて、その研究成果の一部を学会で発表し、評価されたことはとても嬉しかった。一所懸命に研究して、学会発表の前に何度も練習したことが報われたと感じる。」と述べています。