機械工学科の瀧澤英男教授が日本銅学会の「論文賞」を受賞【Research Headlines 2023/11/14】

機械工学科の瀧澤英男教授と施祖鵬さん(2023年3月大学院博士前期課程修了、現㈱ヤマナカゴーキン)が11月3日、日本銅学会の「第57回論文賞」を受賞しました。受賞した論文は、2023年の「銅と銅合金」に掲載された「簡易同定法による銅および黄銅の降伏曲面のモデル化」です。

本論文では、タフピッチ銅および7-3黄銅の降伏曲面を本学で開発した簡易同定法により測定しました。圧延加工量の異なるそれぞれの板材を供試材として、圧延による加工硬化および降伏曲面形状の変化について評価しました。

受賞に際し瀧澤教授は以下のようにコメントしています。
「これまで鋼板およびアルミニウム合金板を対象に開発してきた測定技術を、板成形解析の必要性が高まると思われる銅合金へ適用しました。このテーマは、本学で10年間継続して取り組んでいるテーマであり、開発に携わった多くの学生に感謝します。今後も産業界のニーズに応える研究を地道に続けていきます。」

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賞状
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賞牌

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表彰を受ける施祖鵬さん

【参考】
◆日本銅学会
http://copper-brass.gr.jp/about-society/outline
◆受賞論文
https://doi.org/10.34562/jic.62.1_169
◆第57回論文賞
http://copper-brass.gr.jp/wordpress/wp-content/uploads/institute/ronbunsho/57ronbunsyo.pdf
◆瀧澤英男教授 固体力学研究室
http://takizawa-lab.nit-mech.jp/index.html

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